【百鬼異聞録】式神カード解説【兵俑篇】

さて、細かいことは前回、前々回とすませているので早速紹介していきます
今回は兵俑です


なおカード評価の目安は以下となります

評価を分かりやすくするため
・使いやすさ 〜 扱いが簡単か難しいか、汎用性
・つよさ 〜 式神自体やカード全体のパワー
・はやさ 〜 強みを発揮する速さです、多いほど短期向き
・やすさ 〜 低レアカードのみでの使い勝手
をそれぞれ★の5段階で評価していきたいと思います
各カードについても・使やす・つよさの2点を設けます


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『兵俑』▪タンク ▪アタッカー
・使やす★★★
・つよさ★★★★
・はやさ★★
・やすさ★★★★★

《スタッツ》 1/6
このスタッツは見たままだとちょっと弱い数字ですね
タンクとして体力は非常に優秀で、序盤ではカード1枚および戦闘1度だけではまず突破できない体力です
しようと思えばできないことは無いものの、この一体を処理するために多くのリソースをさくのは割に合いません
代わりに打点が1しかなく、こちらが2回の攻撃で倒されるような状況だと兵俑は少なくとも4回以上殴らなければ相手を倒せません
相手からしてみれば精々少し固いだけで、驚異ではないのです

《基本技》
ところがどっこい兵俑は自ターン開始時に盾を2得る事ができ、スタッツは実質1/8
盾は毎ターン開始前に消えてしまうので常に2ずつしかありませんが、これも合わせればまず序盤で倒れることはないでしょう
序盤は不足する打点に悩まされますが、この硬さは中盤以降から真価を発揮し、タンクもアタッカーも同時にこなす名バイプレイヤーな式神となります


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『塵の刀』レベル1△戦闘カード R
・使やす★★★
・つよさ★★★★
持っている盾の値を攻撃力に加える戦闘カードです
基本技の性質上常に2以上の攻撃力を得られるのはもちろん、他の効果で盾を得ることでレベル1とは思えない強力な打点を生み出せるカードです
盾の値を攻撃力に変換するわけでなく単純にその分の値を追加するので防御を固めながら攻撃出来るのも優秀です
弱点を挙げれば火力の伸びが高くとも効果は一時的なので殴り返しは素直に弱いくらいでしょうか

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『塵の盾』レベル1〇法術カード R
・使やす★
・つよさ★★
一体に対し高い防御力を与えられるカードですがこれがまた絶妙に使い辛い
まず兵俑は素で固いのでこれまで使うのは過剰なこと
鬼火の消費のせいで行動の制限がかなりかかる事
無駄な誘発で不用意に発動してしまうこと
使ってみるとこれらの問題に多重に悩まされます
各種カードとの組み合わせで瞬間的に輝くのですがそれでも使い辛いです
瞬発があればとても強かった

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『不動如山』レベル2□形態カード R
・使やす★★★★★
・つよさ★★★★★
私が思うめちゃ強カードの1枚です
ただでさえ10というバケモノ体力を持っているのに戦闘に出してからターンを跨げば攻撃力が何故か3も増えます
1度出せば4、次に7、次に10ともう打点不足だった彼の面影はありません
恐るべきはこの効果、形態カードによる打点の補正は形態の切り替えにより失われますが、このカード自体はあくまで1/10の補正で兵俑自身のステータスを効果で上げています
つまり他の形態に移っても攻撃力が引き継がれたままです
流石に倒されるとまた1に戻ってしまいますが、そもそも体力10(更に盾2)は簡単に倒されません
なんとこのカード最低レアのためほぼ誰でも使えます、財布に優しいパワーカードです

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『体当たり』レベル2△戦闘カード SR
・使やす★★
・つよさ★★~★★★
パッと見は決して弱くなく、なんなら使いやすい方なんですが、兵俑レベル2以降と考えるとやや物足りないカードです
一見使いやすく見えますが、「不動如山」になっていれば多少の補正は過剰であり効果の実感は薄く、戦闘カードとしての役割しか持てません
逆に形態変化をしていないとステが貧弱なので付け焼き刃にしかなりません。「不動如山」とレアリティ逆だと思う
次のカードとグンバツに相性が良い

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『森羅の陣』レベル2□形態カード SR
・使やす★★★★★
・つよさ★★★★★
私が思うめちゃ強カードその2、まさかの兵俑から2枚目のパワカです
ダメージがどれだけ高かろうと盾の数値までに抑えます
つまり盾が2の時なら受けるダメージが10だろうが100だろうが1億だろうが2しか受けません
毎ターン盾は追加されるので実質毎ターン1度ダメージを無効化してる事になり、その上体力も高いままに悩まされていた打点も解決、場持ちにおいてこれほど強いカードはありません
「不動如山」が攻めのパワカとすれば「森羅の陣」は守りのパワカです

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『覚醒・兵俑』レベル2〇法術カード SSR
・使やす★★★★
・つよさ★★
とりあえず使うだけで盾3を得られる使い得なカードです
通常自ターン開始前に消える盾が消えなくなるため、延々と盾を増やすことが出来ます
それだけだと正直そんなに強くはないですが、盾利用の特色に対しとても素直な強化となるので使いやすくはあります
次のカードとグンバツに相性が良い

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『塵の壁』レベル3□形態カード SR
・使やす★★★★
・つよさ★★★★★
私が思うめちゃ強カードその3、掟破りの兵俑パワカ3枚目です
とはいえ先の2枚と比べるとやや質は落ちますが
最低で2以上、覚醒状態や他のカードとの併用によりそれ以上のステータス補正を自身以外に配ります
最大体力を上げる効果は形態カード以外では数少なく、上がり幅も大体1~2程のなかで最低で2以上という破格の性能
更にスタッツも5/10という安心のバケモノスタッツを誇ります
やや状況に左右されるので使やすは星3ですが、ほぼ難癖です

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『塵縛の陣』レベル3□形態カード R
・使やす★★★
・つよさ★★★
ステータス補正がやっぱ強いのでそんなに強くもない効果もやや強くなります
戦闘カードを利用した異なる式神での連続攻撃などを防ぐ事が出来ますが、そんなに便利だなぁとは思いません
相手やデッキの流行りによって有効性が変わるので、使い手によって感じ方は異なるかもしれません


【総評】
総じて、中盤以降はカードパワーの高さにより圧倒できる可能性を秘めたスーパータンカーです
形態カードがやたら多いですが、受けたダメージを形態の補正により回復できるためそういう意図があると思われます
なんせ形態変更後のスタッツがいずれもかなり優秀で、とりあえずで使っても損をしません
また単体の能力が高いため他の式神との連携なども必要とせず、タンクからアタッカー役をこなせる器用さもあり汎用性という点で非常に使いやすい式神となります
見た目の硬派さ、盾利用という特殊性、序盤の打点の低さからなかなか初心者には触り辛く見えますが、「不動如山」が決まった場合の頼もしさは低資産ではなかなか味わえないのでむしろオススメしたいですね

【〜相性のいい式神3選〜】
1.『桃の精』
桃の精自体がパワーの塊ゆえどこでも出張りますが、高い体力により回復を充てやすく悩まされる打点増強の回答になること。パワカまみれなので引けば必ず得をするということでサーチカードの「花信風」とちゃんと相性は良いです
2.『蛍草』
1、2ともに前回と同じというつまらない記事で恐縮ですが、使いやすく盾を得られる「吸収」や継続して打点の低さを補える「勇気の光」、「不動如山」を活かすため戦闘区域に出した兵俑を安全に通せる「瞬き」などこっちもちゃんと相性は良いです
3.『雪女』
戦闘に強い反面からめ手に乏しいため、コントロールに長けるTheからめ手こと「雪女」は相性が良いです
始動の遅さを「吹雪」や「氷壁」の優秀なレベル1カードでカバー出来るほか、始動が同じレベル2からなので形勢を一気に捲れる組み合わせです