【百鬼異聞録】式神カード解説【白狼篇】

さて
前回の記事にておおまかなルールや用語を説明させて頂きましたので、今回から式神ごとの紹介へと移りたいと思います


評価を分かりやすくするため
・使いやすさ 〜 扱いが簡単か難しいか、汎用性
・つよさ 〜 式神自体やカード全体のパワー
・はやさ 〜 強みを発揮する速さです、多いほど短期向き
・やすさ 〜 低レアカードのみでの使い勝手
をそれぞれ★の5段階で評価していきたいと思います
各カードについても・使やす・つよさの2点を設けます


また式神ごとにタイプをいくつか設定します
▪タンク 〜 体力や盾により固く、場持ちの良い式神
▪アタッカー 〜 主に戦闘や戦闘カードを多く使う式神
▪ダメージ 〜 法術カードによる能力ダメージの多い式神
▪サポート 〜 回復やドローなど補助の多い式神
▪エース 〜 デッキの中心となる効果を持った式神
を、特性にあわせてタグ付けします


なお式神はゲーム中におけるリストの並んでる順で公開する予定です


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『白狼』▪アタッカー ▪ダメージ
・使やす ★★★
・つよさ ★★〜★★★★
・はやさ ★★
・やすさ ★

〘スタッツ〙 3/4
まずスタッツですが3/4という数字はアタッカーやダメージに特化した式神に広く見られるスタッツです
広く見られる、ということは多くの場合同スタッツだと1度の戦闘では倒せず、2回の戦闘か何かしらで攻撃力を1上げなければ相手を倒しきることが出来ないということになります
他の式神に関してもスタッツはそれぞれ異なりますが、多くの場合は2回ほどの戦闘で倒せる初期値となっています
こういった要素は次に述べる基本技とも関わってきます

〘基本技〙
白狼は式神相手に攻撃を行うとき相手プレイヤーに直接2ダメージを与えることが出来ます
プレイヤーのライフは最大30なので、15回殴って回復が無ければ勝ち、すごい!
実情として先程述べたように初期段階での式神は大体2回で倒せる、倒される値なので白狼も基本的には1度死ぬまでに最低2回ほどダメージを与えるチャンスがあります
回復を挟めば恒久的に2ダメージを与え続けることが出来るためチリツモ式で気付けば多くのダメージを与えるいぶし銀な式神です


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『打ち起こし』 レベル1 〇法術カード R
・使やす★★
・つよさ★★〜★★★★
白狼に1度限りの遠隔を付けるカードで、戦闘権を使うものの式神に3ダメージ、(基本技により)プレイヤーに2ダメージというのはレベル1としては破格の効果です
しかし戦闘権の消費は実際の立ち回りでは困る場面も多く、戦闘カード等でカバー出来ない場合は腐りやすい側面があります
攻撃力の上昇にともないパフォーマンスが変わるので2~4としました

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『礼射』レベル1 △戦闘カード R
・使やす★★
・つよさ★★★★
単純に使う場合直接のダメージは下がるものの、各種カードにより白狼自体の攻撃力を上げることで有用度が変わるカードです
性質上そのバフ自体が難しい序盤は使いにくいですが、適当に使ってもプレイヤーに2~4ダメージを与えられるカードなのでつよさは星4としました

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『離れ』レベル2 〇法術カード R
・使やす★★★★
・つよさ★★
1回限りの攻撃バフで、他のカードのバリューを白狼のみで上げられるカードなので必須ではありますが、レベル2として見ると機能がやや遅いためつよさは控えめです

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『残心』レベル2 □形態カード SR
・使やす★★★★★
・つよさ★★★★★
各種1度きりのバフを永続させるカードで、これが白狼の全てと言っても過言ではない核となるカードです
ただしレベル2の形態カードとしては上がるステータスがかなり低めで、仕様上1度倒れると全て失ってしまうにも関わらずかなり倒されやすいのが難点です
でもこのカードが全てなので星は5です

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『会』レベル2 〇法術カード R
・使やす★★
・つよさ★★
相手式神を1ターン遅れで倒すカードです
8というダメージは最終局面での一部の式神を除いた多くの式神を倒せるダメージなので弱いわけではないのですが、ラグがありその間に白狼が倒れると効果が無くなることや、対象が意図せず先に倒れてしまい無駄に終わることもあり実際にはかなり使い辛いです

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『援護』レベル2 〇法術カード SR
・使やす★★
・つよさ★★
相手の戦闘区域の式神にダメージを与えるカードですが、やはり攻撃力依存というのがかなり使いにくくしています
なぜか誘発持ちのため意図せず発動することもあり、その場合も無条件に得をするわけではないのでただただ使い辛いなとしか感じません

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『覚醒・白狼』レベル3 〇法術カード SR
・使やす★★★★★
・つよさ★★★★
白狼の覚醒カードで、基本技のダメージを2から4に書き換えます
基本技の時点で15回攻撃を通すという無茶を言いましたが、それが半分になり約7回の攻撃で勝ちに変わりました
これはかなり現実的な数字ですし、それまでの間に減らせているはずなので敵へのプレッシャーはかなり高めです
補正ステータスも悪くなく、覚醒のため倒れても効果が残るので持っていれば必ず入れたいカードですね
効果の発揮に戦闘が必要なのが唯一の難点なので星は4

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『無我』レベル3 〇法術カード SSR
・使やす★★★★★
・つよさ★★★★★
白狼の切り札であり、先の「残心」と合わせることでパーフェクトハクロムを作り上げる事が出来ます
全ての効果が打ち得で、残心がなくとも一定の効果を発揮するためオール星5


【総評】
白狼は中盤〜終盤にかけて活躍の場を持つアタッカーですね
自身のカードとのコンボが不可欠なので引きに左右される部分が多く、成長までに倒されてしまう事もしばしばあるため思うよりも強みが発揮し辛くはありますが、上手くいった時の単体性能はピカイチと言えます
またアタッカーでありながら非戦闘の除去手段も多く持ち合わせているため、プレイヤーへの持続ダメージとあわせてコントロールデッキへの適正が高く、「離れ」「無我」「礼射」による大火力コンボなども持ち合わせているため遅めのデッキに対する強さはかなり高めとなっています
構築に必須の『残心』がSR、切り札の『無我』がSSRでどちらも2積み前提なので高くなりやすく、安定性も低めなので中~上級者向けの式神ですね

【〜相性の良い式神3選〜】
1.『桃の精』
早い段階から継続してスタッツを上げられるほか、コンボパーツを引ける「花信風」、なぜか鬼火を消費せず攻2/盾2を鼓舞できる「天天たる桃花」、パーツは引けてるのに白狼が倒れてる!という時に便利な蘇生カード2種と相性抜群です
桃の精がそもそも汎用性最強というだけかもしれません
2.『蛍草』
レベル1時点から使える2ダメージ+盾2鼓舞の「吸収」は序盤から白狼の基本技を活かすのに最適です
また少ない基礎体力を「蛍火点々」により引き上げ補えるのがかなり強く、毎ターン攻2鼓舞する「勇気の光」も火力の底上げが期待できます
3.『書妖』
やはりコンボしてこその白狼なため、手札の回りを良くするこの式神はなかなか相性が良いです
必要なパーツを各ドロー効果、引き直し効果で強引に引けることも強みですが、「残心」待ちで使い所に困り積もりつもった白狼カードをダメージに変える「墨染」「聞達」、デッキ外からコンボパーツを持ってこれる「万象の書」など痒いところに手が届きます